インプラント治療の実際

当院で実際に行ってきたインプラント治療の例について、写真を交えながらご説明いたします。
インプラント治療は自由診療となります。また外科処置のため、処置後に腫れや痛みを伴う場合がありますが、大半の場合において、普段通りの生活をしていただくことが可能です。入院したりといった必要はありません。
またお示ししている治療例費用総額については、検査費・仮歯・手術費など、当該部の治療が完了するまでにかかる諸費用全てを含んでいます。
(検査や手術といった費用はインプラントの本数に関わらず発生する費用のため、インプラントの本数が少ない場合の方が、一本あたりの費用が高額になる傾向があります)

前歯1本を失った場合のインプラント治療

(治療例費用総額:¥747760+消費税)

最初にお見せする症例は失った前歯をインプラントで治療した症例となります。
写真1のように、画像の真ん中より左側に見える歯が、なくなってしまっています。このような場合はいわゆるブリッジも適応となりますが、何ともない隣の歯を削らなくてはなりません。それは非常にもったいないことです。患者さんのご希望や残っている他の歯の状態にもよりますが、 このような状態で前歯がなくなってしまっている場合にはインプラントによって回復させることが第一選択ではないかと思います。
この患者様にはインプラントの手術をするのと同時に歯槽骨を増やすための再生治療(自由診療)を併用しています。

写真2が、インプラント治療が終わった後の状態です。このように前歯のインプラントの被せ物を美しく作るには高度な技術と優秀な技工士さんが必要です。
きれいに仕上がると、日常生活を送る範囲で自分自身の歯なのかインプラントによる人工の被せ物なのかを見分けるのは難しいと思います。また両隣の歯を削らずに治療を終えることができるため、見た目が極めて自然な形になります。

写真3が、インプラント治療が終わってからおよそ5年後の状態です。
定期的にメンテナンスをしていくことで、ご自分の歯はもちろんインプラントも健康な状態を維持することができます。

前歯3本を失った場合のインプラント治療

(治療例費用総額:¥1409200+消費税)

次にお見せする症例はもともとブリッジにて被せ物治療が行われていた前歯が、ひどい虫歯によって被せ物ごと脱落し、その後失くなってしまった前歯をインプラントで治療した症例となります。
写真1のように、上顎の正面の前歯が3本分なくなってしまっています。”もともとグラグラしていたが、そのままにしていた”とのことで、検査をした結果、被せ物を支えていた歯が重度の虫歯で新しい被せ物の支えにはなりえない、という判断からインプラントによる被せ物治療を選択されました。
このような場合もいわゆるブリッジも適応となりますが、何ともない両隣の歯を複数本にわたり削らなくてはなりません。それは非常にもったいないことです。患者さんのご希望や残っている他の歯の状態にもよりますが、 このような状態で前歯がなくなってしまっている場合にもインプラントによって回復させることが第一選択ではないかと思います。

写真2が、インプラント治療が終わった後の状態です(黒い矢印の部分の骨の中にインプラントが入っています)。
この患者様の場合は、インプラント治療を行うにあたって、顎の骨が少なくなっていたことから再生治療を実施し、数ヶ月待っていただいて十分な顎の骨が完成してからインプラント治療を行いました。
そのため治療期間が長期間となり、その間は前歯がありませんから、マウスピースのような部分入れ歯を使っていただきながら治療終了まで頑張っていただきました。
両隣の歯を削らずに治療を終えることができるため、見た目が極めて自然な形になります。またオールセラミックによる被せ物のため、汚れもつきにくく患者さん自身によるお掃除も効率が上がります。

奥歯1本を失った場合のインプラント治療

(治療例費用総額:¥536640+消費税)

次にお見せする症例はもともと単独の被せ物が装着されていた一本の奥歯が、ひどい虫歯によって抜歯することになり、その後をインプラントで治療した症例となります。
写真1のように、奥歯の一本(後ろから2番目の歯に該当)がなくなっています。”何度か腫れたり引いたりしていたが、そのままにしていた”とのことで、検査をした結果、被せ物を支えていた歯が重度の虫歯で新しい被せ物の支えにはなりえない、という判断から抜歯をしてインプラントによる被せ物治療を選択されました。
このような場合もいわゆるブリッジも適応となりますが、患者様ができればもう歯は削りたくない(特に写真左の歯はセラミックの詰め物がしてあり、あまり外したりしたくないとのこと)、ということでインプラントを選択されました。患者さんのご希望や残っている他の歯の状態にもよりますが、 このような状態で奥歯がなくなってしまっている場合にはインプラントによって回復させることも選択肢ですが、セラミックなどのきちんとした材料によるブリッジも治療の選択肢となり得ると思います。

写真2が、インプラント治療が終わった後の状態です。
この患者様の場合は、抜歯したあとの顎の骨の量を出来るだけ減らさないようにするため、そしてインプラントを確実に埋入できるような骨の量を獲得するために、抜歯してから約1ヶ月後に歯槽堤保存術を行っています(自由診療)。
その後3ヶ月ほど待っていただいて十分な顎の骨が完成してからインプラント治療を行いました。
歯を削らずに治療を終えることができるため、両隣の歯はそのままです。またインプラントの被せ物はフルジルコニアという被せ物で強度もあり、奥歯に使う白い被せ物としては現在最も使われている材料の1つです。