など、これらは歯周病の一般的な症状の例です。
歯周病で歯を失わないために
- 歯ぐきから血が出る
- 痛いというわけではないが、何かジーンと違和感がある
- 歯がグラグラする
- 口臭がする
- (強く)噛むと痛む
- 歯ぐきが痩せて根っこが見える・しみる
歯周病は放っておいて治ることはありません。
治療した人に比べて、治療せず放っておくと歯が抜ける確率が高いことは昔から科学的に証明されています。
科学的根拠(エビデンス)にもとづいて治療を行うことで、歯周病を治すことができます。治療に踏み出す不安と勇気が、患者様の安心と利益につながるようにお手伝いをさせていただきます。
「早く治療しておけばよかった」と後悔しないために
米国歯周病・インプラント外科専門医である院長がしっかり治療を行います。
1. まず歯周病の検査を行います
歯周病かどうか、あるいはどの程度の歯周病なのかを診断するためには、歯周検査が欠かせません。これによって、どの程度歯周ポケットがあるのか、といった現状を把握することができます。
2. レントゲン写真による検査を行います
レントゲン写真を撮ることによって、歯を支えるべき顎の骨の状態や被せ物のおおよその状態が分かるようになります。どのくらい骨がなくなってしまっているのか、歯周病以外の病気はないか、といった口の中を眼で見るだけではわからない様々な情報が得られます。
3. 検査結果をもとに歯周病の治療計画をたてます。
集めた検査結果を細かく調べ、患者様のご要望と照らし合わせながら、今後の治療の計画を立案します。できる限り治療期間が短くなるように、患者様の負担が少なくなるように、そして噛める状態が長く維持できることを最大の目標としてカウンセリングをいたします。
4. 歯周病の治療を始めます。
歯周病の原因は、口の中にいる細菌です。ですから、この細菌が活動しにくくなるような環境を整えることが、治療の目的となります。まずは口の中のお掃除を徹底すること、また同じように歯ブラシや歯間ブラシを使ってもよりお掃除の効率が上がるような環境づくり、こうした努力が必ず良い結果に結びついていきます。
5. あらためて歯周検査を行います
再度検査をして、それまでの治療の結果を評価します。この結果をもとに歯周病が治癒したかどうか、あるいはもう少し治療が必要かどうか、といったことを検討していきます。
再度の歯周検査後の処置について
再度の歯周検査を行ったのちの処置については、患者様のご希望・口の中の状態・全身的な健康状態などによって変わります。
衛生士による専門的な口腔内の清掃・衛生管理で十分治癒したと判断される患者様には、定期的なメンテナンスでの来院をお願いしております。歯周炎は慢性疾患であるため、衛生士による定期的・継続的な清掃・衛生管理が必須とされているからです。
衛生士による定期的なメンテナンスが実施されないと、高い確率で歯周炎が再発すること、またむし歯も増えること、が科学的に証明されています。
外科処置(歯周外科手術)が推奨される患者様についてはその旨を説明し、外科処置を実施しています。特に歯周炎が極めて進行している患者様には、根本的な原因の除去という点で効果的な治療法です。