- 歯ぐきから血が出る
- 痛いというわけではないが、何かジーンと違和感がある
- 歯がグラグラする
- 口臭がする
- (強く)噛むと痛む
- 歯ぐきがやせて根っこが見える・しみる
など、これらは歯周病の一般的な症状の例です。
歯周病は放っておいて治ることはありません。
治療した人に比べて、治療せず放っておくと歯が抜ける確率が高いことは学術的に証明されています。
科学的根拠(エビデンス)にもとづいて治療を行うことで、歯周病を治していくことができます。
Yasumasu Dental Office
天神駅 徒歩3分
ご予約:092.791.6095
平日:9:30 - 18:30
土曜:9:00 - 16:30
(土曜は原則隔週で休診)
など、これらは歯周病の一般的な症状の例です。
歯周病は放っておいて治ることはありません。
治療した人に比べて、治療せず放っておくと歯が抜ける確率が高いことは学術的に証明されています。
科学的根拠(エビデンス)にもとづいて治療を行うことで、歯周病を治していくことができます。
歯周病の状態を調べます。通常はX線撮影も必要になります。
歯周病は一般的に大きく分けると、「歯肉炎」か「歯周炎」のどちらかになります。
歯周病に対する治療として
衛生士によるスケーリング(見える範囲の歯石やプラークを取り除く)と口腔衛生指導(歯ブラシや歯間ブラシの使い方の確認など)が基本になります。
基本治療中に出血することがありますが歯ぐきが炎症によって傷んでいるサインです。
歯肉炎の場合はこれで歯周基本治療は終わり、後日、歯周検査(再評価)を行います。
多くはこれで治療が完了し、定期的なメインテナンスに移行いたします。
メインテナンスは軽度であっても必要で、その場合の頻度は4〜6ヶ月(めやす)とお考えください。
メインテナンスをされないとまた再発する可能性が高くなります。
引き続き、歯周外科治療が強く推奨されます。
これは歯周ポケットが深いために、歯周基本治療で取り除けなかった歯石やプラークを外科処置によって取り除く必要があるためです。(歯周ポケットが深い部分の歯石は基本治療だけでは完全に除去できないことは学術的に証明されています。)
そのまま定期的なメインテナンスへ移行することも可能ですが、原因となっているプラークや歯石が完全に除去できていないため、歯周病が悪化していくことを止めることは難しくなります。
この場合のメインテナンスはあくまで悪化するスピードをやや遅らせるだけです。将来的に歯が抜ける可能性も十分にあるとお考えください(とくに奥歯の場合)。
歯ぐきを切開する治療のため「手術」と表現しますが、医科で行うような大手術ではありません。診療室で局所麻酔下で行いますので、長くても1回が2時間程度です。
外科処置のため、術後に痛みや腫れがでることはありますが、日常生活に支障がでることはまずありません。ほとんどの場合、治療後に普通に就業・食事などしていただけます。
治療の回数は、口の中全体に歯周炎が重度に広がっている場合は、4〜6回(最大6カ所・歯の本数や部位によって分けて治療いたします)の治療が必要になることがあります。その場合、治療が完了するのに2〜3ヶ月程度必要となります。
重度の歯周炎の場合、歯周外科治療の副作用として
より治療の効果を上げるため、歯周組織再生治療(自由診療)を行なったほうがいい場合もあります。
十分に歯ぐきの状態が改善したかどうかを確認いたします。
歯周外科治療によって歯石が十分に除去されて歯ぐきへの感染がほぼなくなった状態になっていますので、この状態を維持するために、定期的なメンテナンスが必要になります。
(深い歯周ポケットが残っている場合には、再度歯周外科治療を検討することもあります。)
上記は目安であり、歯周外科治療を終えられた患者さんには、当分の間は1ヶ月ごとのメインテナンスが推奨されます。
その後の状態が安定していれば2〜3ヶ月ごとへと徐々に間隔をあけることも検討されます。
ただ、一度 歯周病になった患者さんは歯周病になりやすい傾向にあり、十分なメインテナンスを受けられない場合は高い頻度で歯周病が再発することが学術的に証明されています。
特に重度の歯周炎の診断を受けた場合は、抜歯が必要となる場合があります。
ただその場合でも「どう考えても残せそうにない歯」と、「治療次第ではまだ残る可能性がある歯」とがあります。
「どう考えても残せそうにない歯」というのは、「根っこが割れている歯」であったり、「治療自体に耐えられず抜けてきてしまうと思われる歯」などです。
このような歯は十分な説明の上で抜歯することが強く推奨されます。よくご相談することをお勧めいたします。
治療を始めた時にすでに歯や被せ物がなく、うまく噛めない状態である場合、前もって仮歯を用意した方が良い場合があります。
かぶせ物の治療は、全ての歯周治療が終わり、歯ぐきの状態が安定してから行うことになります。
歯周炎が治っていないままかぶせ物をしても、近い将来に歯と一緒にかぶせたものが抜けてしまったり、噛んだ時に痛みが出たりするためです。
インプラント治療は、歯がない部分に人工の歯を作る治療です。
人工材料のためむし歯になる確率はゼロですが、インプラントが歯周病になることはありえます(インプラント周囲炎・インプラント周囲粘膜炎といいます)。
そのため、歯周病と診断されて、なおかつインプラントが必要な場合は、インプラントへの歯周病の感染を抑えるため、原則として歯周病の治療が終わってからになります。